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自転車博物館~堺市博物館・大仙公園~通天閣
今日は子どもたち二人を連れてお出かけ。

気温は高いのですが、前日からの雨で足元は悪いので、インドアのスポットを朝から探していました。
はたと思い立ったのが、堺市にある自転車博物館。
自転車乗りとしては一度は訪れたいと思っていました。

早速高速を走らせ、現地到着。
入ってすぐに、ご皇室に献上したという自転車が展示されています。
菊の紋章入りで、当時の技術の粋を結集させ作られたこの自転車、無条件にカッコいいです。
世界初の自転車から徐々に現代のタイプへと、順を追って展示されており、興味深深。
100年位前には、現代のダイヤモンド型フレームが完成していることが分かります。
ダイヤモンド型フレームは普遍の形状と言いますが、説得力があります。

3Fに移るとありました坂本達氏が4年以上の有給休暇で世界一周した自転車。



剥がれれたミキハウスのロゴが迫力です。
以前に著書 「やった」を読んでいたので、感動ものでした。
自転車乗りには必読の本ですので、一度読んでみられるといいでしょう。

博物館はもちろん、道標の設置など自転車パーツのシマノが地域に根ざした活動をされている事もまた嬉しく思う。
今や押しも押されぬ 「世界のSHIMANO」 が同時に 「堺の島野」 でもあり続けることはカッコいいし、応援もしたくなります。

隣接の大仙公園で子どもたちと遊び、子どもたちも楽しかったようです。



堺市博物館は時間調整にと思い、入館しましたが、展示物・内容ともに予想以上でした。
さすがは政令指定都市、堺、歴史・文化の質・量が半端ではありません。
仁徳天皇陵をはじめとする古墳群、自治都市、鉄砲、自転車、包丁、千利休、与謝野晶子・・・。
何でも古墳を作るのに、金属の道具などを使用する為、古墳時代から金属の職人がたくさん住んでいたそうで、後の鉄砲作りへと繋がっていくのです。
そして鉄砲のパイプ形成技術が自転車のパイプへと発展していくわけです。
自転車の街、堺はルーツを紐解いていくと古墳へと辿りつく。
ロマンがあります。



私も子どもたちも、古墳に興味がでて、家に帰ってからも、図鑑で調べたり、知的好奇心が揺さぶられます。
博物館は採算でみれば赤字でしょうが、学問の入り口として重要な役割を果たしていると思う。
廃止は簡単でしょうが、堺市には頑張ってもらいたいものです。
来館者からすごい考古学者が生まれるかもしれません。
博物館等はそのきっかけとして、存在理由があるのでしょう。
目先の損得で考えるべきではありません。

帰りは下道でぼちぼちと帰っておりました。
天王寺あたりで左手に通天閣が見えました。
前から行ってみたいと子どもたちがいっていたので、寄り道することに。

何と行列が!
40分待ちだとか。
閑散としたイメージでしたが、そうではないようで、驚きました。
前に上ったのは30年ぐらい前だと思うので、あまり記憶にありませんが、びっくりです。

ようやく上まで上り、ビリケンさんにご対面。



なでなでします。
ご利益がありますように・・・。

それにしても新世界は独特の雰囲気で、混沌としていて、闇も垣間見えるし、それでいてパワフルで、不思議な街です。
子どもを連れて歩くべきところではないかも知れませんが、多少の毒気も必要でしょう。
薬も元来は毒な訳ですから。

古墳時代、自転車の歴史、大阪の歴史と異なる3つの文化・歴史に触れる1DAYドライブ。
古さの中にも「新しい世界」が子どもたちの瞳に映ったのではないでしょうか。

大仙公園のブルーシートのお住まいを見て王子は、

「あっ、キャンプしてる!」

と言ってました。
毒に触れさせ、教えて行かなければならないことが、まだまだたくさんあるようです・・・。

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